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卓越した磨き技での下地作り
ボディコーティングの工程は、はじめにボディ各部のチエックで状態を見極めた後、細部まで洗浄をし、ポリッシング(磨き)の工程を行います。
コーティング剤やワックスでどれだけ艶を出しても、ボディ表面が荒れていては美しい鏡面反射を作る事は出来ないのです。
つまり、このポリッシング(磨き)での下地作り次第で仕上がりの品質が変わってまいります。
ポリッシング
ポリッシングとは
車のボディーには、肉眼では確認できないレベルの細かい擦り傷や、雨染みや鉄粉などの汚れが付着しており、これらは通常の洗車で落とすことは出来ません。
これらの傷や汚れによって、ボディからの光の反射光が乱反射を起こし、くっきりとした鏡面反射を妨げる事になり、結果として、ボディの輝きにくすみが生じてしまいます。
ポリッシングとは、非常に粒子の細かい研磨剤を使い、ボディーの表面を数ミクロンのレベルで削り、これらの傷や汚れをそぎ落としていく作業です。
やや目の粗い粒子の研磨剤で傷や汚れを研磨した後、段階的に粒子の細かい研磨剤で磨いていき、最終的にはミクロレベルまでの平坦な表面を作り上げます。
この状態で、すでにボディの周りの風景が鏡のように映りこみます。
ポリッシング
ポリッシング
ポリッシング
ポリッシング
このポリッシング作業は、ボディの状態を見極め、選ぶ研磨剤や力の入れ具合などプロによる技と経験値が必要となります。
Q&A
ポリッシングで塗装が薄くなるのでしょうか?
厳密に言えば塗装は薄くなります。
ですが、通常車の塗装面は100μ~150μ の厚みを持っており、このうち表面のクリアー層が50μ~80μの厚みです。
ポリッシングによって削り取る厚みはおおよそ5μ程度ですので、十分なクリアー層の厚みは確保されます。
また、この表面5μはすでに劣化した塗装面となりますので保持しても意味がないと考えます。
コーティング剤が傷を埋めるのではないのですか?
コーティング剤の本来の役割は傷や汚れを消すのではなく、綺麗に整えた塗装面を保護する事にあります。
カーショップ等で販売されているコーティング剤の箱の裏面には、コーティングのケミカル材が傷を埋めているような説明図があります。
これは決して間違いではありませんが、傷を埋めている成分は油脂やシリコン膜で、これ自体は硬化せずに雨や洗車で流れ落ちます。
プロが行うコーティングはコーティング材が硬化するまで室内で神経を使って保管しますが、
もし傷が隠れるほどの厚みのケミカル材が100%硬化するとしたら、コイン洗車場から自宅まで車を移動する間に付着する異物が全てボディに固着してしまうことになります。
古い車なので、ボンネットが白く濁ってきています。綺麗になりますか?
表面のクリア層がなくなり、塗装面自体が劣化している状況だと施工出来ない可能性があります。
その場合は、鈑金塗装屋さんにてボディの再塗装をしなくてはならない事も考えられます。
いずれにしても、一度ご相談いただければお車の状況を拝見させていただき、アドバイス差し上げることが可能です。
自分で行う傷取りコンパウンド剤と何が違いますか?
原理としては同じことになります。
ですが、私たちはまず入念な洗車を行った上で、ボディの状態を診断するところからはじめます。
ボディの状態を見極めることが出来て初めて、どの部分をどれくらい磨く必要があるかを判断することが出来ます。
更には車のボディは全て曲面で構成されています。ポリッシャーへの力のかけ方や角度など、曲面を均一に磨くには経験と技術が必要です。
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